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キャンプの片付け、実は一番のハードル?
キャンプの時間って、とっても楽しいですよね。自然の中でのんびり過ごしたり、美味しいご飯を食べたり、大切な人と過ごす時間は本当に特別です。
でも、そんな楽しい時間の最後にやってくる「片付け」、これが意外と大きなハードルなんです。特に、キャンプに慣れていない方や、ファミリーキャンプで荷物が多い方にとっては、「やりたくない……」と感じてしまうのも無理はありません。
片付けがつらく感じる理由とは?
実は、キャンプの片付けが「面倒くさい」と感じる理由には、疲労や時間のプレッシャー、道具の汚れや湿気、そしてうまく収納できないストレスなど、いくつもの要因が重なっているんです。
でも大丈夫。ちょっとしたコツや工夫で、片付けはぐんと楽になります。この記事では、初心者の方でも取り入れやすい、優しくて実用的なアイデアをたっぷりご紹介していきます。一緒に、気持ちの良いキャンプの締めくくり方を探してみましょう♪
キャンプの片付けが面倒に感じる7つの理由
1. 疲れた体に片付けはつらい
理由その1
キャンプって、楽しいけれど意外と体力を使うんですよね。日差しの中での設営や活動、夜更かしでの焚き火トーク……そんな風に一日を満喫したあとは、心地よい疲れが残るもの。だからこそ、最後の片付けに取りかかる気力が湧かない、なんてこともよくあります。
2. チェックアウトの時間が気になる
理由その2
キャンプ場によっては10時や11時がチェックアウトの時間。のんびりしたい朝でも、撤収のタイムリミットがあると焦ってしまいますよね。そんなプレッシャーが片付けを「面倒」に感じさせてしまう原因のひとつです。
3. 道具が汚れている
理由その3
テントには土や泥、焚き火台には炭や灰がついていたり、クッカーは油や焦げ付きがあったり……。屋外で使う道具は、どうしても汚れがち。それをきれいにする手間が、片付けへのハードルを高くしてしまうのです。
4. 荷物の多さと収納の難しさ
理由その4
キャンプギアはかさばるものが多くて、上手に収納しないとあっという間に荷物がごちゃごちゃに。テトリスのように車に積み込む作業も、疲れた体にはちょっとつらいですよね。
5. 洗い物が面倒
理由その5
炊事場までの距離があったり、冷たい水しか出なかったりすると、洗い物が苦痛になってしまうことも。特に油汚れのある調理器具は、洗うのに時間も手間もかかります。
6. 小物の忘れ物
理由その6
撤収中はバタバタしていることが多く、ペグやランタンのフック、カトラリーなど、ついうっかり置き忘れてしまいがち。帰宅後に気づいてがっかり……なんて経験、ある方もいるかもしれません。
7. 雨や湿気で濡れてしまう
理由その7
突然の雨や朝露で、テントやグランドシートが濡れてしまうと、拭いたり乾かしたりする手間が増えてしまいます。濡れたまま収納するとカビやニオイの原因になるため、後始末も大変です。
【事前準備編】片付けをラクにする“準備の極意”
持ち物リストで忘れ物ゼロ
準備のポイント①
キャンプの持ち物は多岐にわたるので、事前にリストを作成しておくと安心です。スマホアプリや手書きのチェックリストを使えば、準備もスムーズ。持っていく道具を見直すことで、「本当に必要なものだけ」に絞り、帰りの片付けもラクにできます。
パッキングルールを決めよう
準備のポイント②
あらかじめ「何をどこに入れるか」を決めておくと、現地での収納も迷いません。「食事系」「火器系」「寝具系」などで分類しておくと、使うときも戻すときも効率よく動けます。収納ケースの中をさらに仕切っておくと、出し入れがよりスムーズに♪
道具や食材は事前にひと工夫
準備のポイント③
食材はカットしてジップ袋に入れたり、調味料は小分け容器に詰めておいたりするだけで、現地での作業時間がぐっと減ります。調理済みのおかずを冷凍して持っていけば、クーラーボックスの保冷材代わりにもなって一石二鳥!
【キャンプ中編】面倒を減らす習慣づくり
使ったものはその場で片付け
習慣のコツ①
「あとでまとめて」が一番の落とし穴。使ったらすぐ戻すクセをつけると、最後の片付けがとっても楽になります。夜のうちに使わない道具はしまっておくと、朝の撤収もスムーズです。
朝ごはんは簡単メニューで時短
習慣のコツ②
朝は意外とバタバタしがちなので、洗い物の少ないメニューが大助かり。カップスープ、フルーツ、パンなどを用意しておけば、準備も後片付けも時短になります。
小物はグループで収納
習慣のコツ③
カゴやポーチを使って、小物類を「ジャンル別」にまとめておくと便利。ランタンや電池、ライターは一つのポーチにまとめるなど、帰宅後の整理整頓もラクになりますよ。
焚き火の後処理も事前準備がカギ
習慣のコツ④
焚き火を楽しむ場合は、焚き火シートを敷いておくと片付けがとても楽に。灰が地面に落ちにくくなり、環境にも優しいですね。火消し壺を使えば、翌日のゴミ処理もスムーズに進みます。
【道具選び編】片付けやすいギアのコツ
軽くてコンパクトが正義!
ギア選びのコツ①
テーブル、チェア、ランタン……キャンプ道具は、軽くてコンパクトに折りたためるタイプを選ぶと、設営も撤収もとってもラクに。特に軽量な道具は、女性やお子さんでも扱いやすく、片付けが楽しくなります。
収納ケースは「使い分け」がポイント
ギア選びのコツ②
収納ケースには、ハードタイプとソフトタイプがあります。用途に応じて使い分けるのがコツ。透明なケースは中身が見えて探しやすいので、小物の収納にぴったり。吊り下げ式の収納は、調理道具や洗面用品の整理に便利です。
食洗機OKのアイテムを選ぶ
ギア選びのコツ③
自宅に帰ってからの洗い物、できればサクッと終わらせたいですよね。そんなときは、あらかじめ食洗機に対応した食器や調理器具を使うと後片付けの負担がぐっと減ります。
【撤収編】当日の片付けを時短するテクニック
まずは乾燥からスタート
撤収テク①
朝露や結露で濡れてしまったテントやシュラフは、朝一番に干すのがポイント。日が高くなる前の早めの行動が乾燥効率を上げます。風通しの良い場所を見つけて、広げておきましょう。
タープは最後に片付ける
撤収テク②
タープがあると、荷物を濡らさずに整理できるので、撤収作業の心強い味方になります。雨が降りそうなときは、特にそのまま残しておくと安心です。
荷物は写真で記録
撤収テク③
行きの積み込み状態をスマホで撮っておけば、帰りもその写真を見ながら積み込めてスムーズ。迷わず配置できて、片付け時間の短縮にもつながります。
お子さんがいても大丈夫
撤収テク④
小さなお子さんがいると、撤収中に目が離せないことも。そんなときは、ぬり絵、シールブック、お気に入りの絵本やゲームなど、子どもが夢中になれるアイテムを用意しておくと安心です。
【帰宅後編】おうちでの手間を減らすアイデア
乾燥はしっかりと
帰宅後の工夫①
濡れたままのギアは、カビや劣化の原因になります。帰宅後はすぐに広げて、浴室乾燥機や扇風機、サーキュレーターなどを使ってしっかり乾燥させましょう。
洗い物は食洗機でラクラク
帰宅後の工夫②
汚れの少ない食器は、帰宅後にそのまま食洗機にポン! 油汚れがひどいものは、事前にペーパーやウエットティッシュで拭いておくと、洗うときにとても楽になります。
使わない道具は整理&断捨離
帰宅後の工夫③
「あれ? これ1年使ってないかも……」という道具、実は意外とあるかもしれません。思い切って手放すことで収納スペースもすっきりしますし、必要な道具が見つけやすくなります。
【おまけ】雨の日キャンプでも快適に過ごすコツ
雨の日も快適キャンプ
- 長靴、防水バッグで足元&荷物の防水対策
- 濡れたものは大きなビニール袋に分けて収納
- タープや2ルームテントで雨のストレス軽減
- 雨雲レーダーを活用して、早めの判断が大切
まとめ:片付けがラクになると、キャンプがもっと楽しくなる
片付けは、ほんの少しの工夫や道具選びで驚くほどラクになります。「次のキャンプもまた行きたい」と思えるかどうかは、帰りの快適さにかかっているかもしれません。
無理せず、自分のペースで楽しめるスタイルを見つけて、心も体も軽やかにキャンプを締めくくりましょう。
それでは、今日も素敵なアウトドアライフを!